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日別アーカイブ: 2024年7月2日

地震に強い構造の種類その2

こんにちは!WithHomeお客様サポートの安藤です ^^
7月です!梅雨も明け、今日はお久しぶりの良い天気、、通り越して暑いですね(汗
お体しっかりご自愛くださいね!

 

 

 

本日のBLOGテーマは前回に引き続き【地震に強い構造の種類その2】です!

前回のBLOGご覧になってない方は是非前回のと合わせてご覧ください♪

 

 

 

前回のBLOGでは「耐震構造」、「制震構造」、「免震構造」の3つの
大まかな特徴をお伝えいたしました!
今回はこの3種類のメリット、デメリットについて書いていきます。

 

 

1.耐震構造(工法)のメリット・デメリット
耐震構造(工法)は日本の建築基準法などの法令にも定められている、
最も一般的な工法です。
≪メリット≫
・耐震、制震、免震の中で最もコストが安い(数十万円)
・現在の建築基準に基づいて建てられたお家はそもそも耐震構造の住宅(耐震等級1)
・激しい地震でも倒壊から守れる
・台風の強風程度ではほどんど揺れは感じない
・地下室の設置も可能
≪デメリット≫
・地震の揺れがダイレクトに伝わるため、激しく揺れる
・建物の上部になるほど揺れが激しい
・家具などの損傷は避けれず、転倒による二次被害のリスクがある
・建物は頑丈だが、繰り返す揺れや何度も地震が起きた際は倒壊の可能性も増す
・大きな震災があった後は、メンテナンス費用にコストがかかる

 

 

メリットで「現在の建築基準法に基づいていれば耐震住宅」と説明しましたが
現在の建築基準法は耐震等級が1になります。
もっと強い家を!となるとコストは上がりますが、
耐震等級2や3にする必要があります。
また、耐震住宅は建物自体は揺れるため
建物内部での家具の転倒等の二次災害について、家具と固定するなど
家の中の防災についても工夫が必要です。

 

 

 

2.免震構造(工法)のメリット・デメリット
現在最も優れた工法と言われている、免震構造(工法)。
≪メリット≫
・地震がきても建物はほとんど揺れない
・建物内部での家具の転倒などによる二次災害を防ぐことができる
≪デメリット≫
・地震が起きた場合、免震装置が建物ごと揺れるため隣が空き地である必要がある
・耐震、制震工法に比べてコストが高い(数百万円)
・定期的なメンテナンスが必要
・免震装置ごと建物が揺れる為、多少の揺れを感じる場合がある
・まだ歴史が浅い(技術面や耐用年数について疑問視する声もあり)
・地震には有効ですが、強風や暴風による揺れには効果が少ない
・免震装置を設置する分、一階の床が地面よりも高くなる
・地面の上に免震装置を設置するため、地下室は作れない

 

 

免震工法は建築時の制約が多いものの、建物内部の損傷が少なく済むため
家財道具を守りたいかたにはオススメです!
しかし、まだ歴史が浅いことが不安点でもあります、、

 

 

 

3.制震構造(工法)のメリット・デメリット
制震構造(工法)は、耐震と免震のいいとこどりです!
≪メリット≫
・建物の倒壊をほとんど防げる
・耐震工法よりも建物内部の損傷を少なくできる
・免震工法よりもコストが安く、工期が短い
・繰り返しの揺れに強い
・地震後のメンテナンスがほとんど不要
≪デメリット≫
・建物自体が地面に接しているため、地盤が弱いと使えない
・制震装置の設置の関係上、狭小地には不向き
・耐震住宅よりコストが高い(数十?百万円程度)
・建物内部のダメージは、耐震構造より小さいが免震構造より大きいため、家具の固定は必要
・建物内部にいた場合、地震の揺れは直接感じる

 

このように制震工法は、地震の揺れを抑え、建物内部のダメージを防ぎながらも
免震工法よりもお手頃なコストであるため、
耐震工法と免震工法のちょうど間をとったような工法です!
地震のたびにメンテナンスや検査をする必要もほとんどなく、
定期的なメンテナンスも簡易なもので済むので、
耐震工法や免震工法よりも手間がかかりません!
免震工法のように基礎部分に大掛かりな工事をせずに済むため
リフォーム工事での地震対策にもオススメです!

 

 

ご予算や建てる土地・お家の状況
そしてなによりお客様のご要望を加味しながら
しっかりと地震に備えたお家づくりを進めていきましょうね ^^